第5回日本中医学会学術総会に参加しました。
研修会・学会参加報告 2015年09月20日
9月12・13日に東京で開催された第5回日本中医学会学術総会に参加しました。
日本中医学会が設立してから早いもので５回目となります。私も今回で５回目の参加となりますが、この大会の印象は台風で一日遅れで出発したりと天候に恵まれないような印象があります。今回に限っては大変よい天気でした。
会場が都営新宿線沿いにあることから、浅草橋の近くのホテルに宿泊しました。会場が船堀であるため、都営新宿線の沿線のホテルを利用することが多いです。
一日目の研修が終了し、夕食は近くの串焼屋でビールを飲みながらいつものように中医について語り合いました。みんなまじめなのか話す内容はいつも中医学についての話題です。
夕食を終えて時間を見ると、まだ8時半、ホテルに帰るには早いということで、浅草まで散歩に行こうということになりました。
すぐそばには浅草橋があります。神田川と隅田川はすぐそばで合流しています。隅田川に沿っていけば浅草に着くだろうととりあえず神田川に沿って歩きはじめました。神田川には納涼船の乗場があるようで団体の人達とすれ違いました。
隅田川に沿って歩いているとここはどうやらアベック達のデートの場所のようです。また、松山でもジョギングをしている人がいますが、この川沿いでも数人のジョギングをしている人とすれ違いました。
すぐ着くかと思ったのですが、なかなかたどり着けません。もう30分以上は歩いています。一緒に歩いている先生が「そうそうあの金団雲だ」と以前歩いた時に目印にしていた金団雲（アサヒビルのマーク）を見付けました。
これで一安心、思ったよりも遠い道のりでした。一応浅草寺まで行き、缶ジュースを飲んで一息ついて、またホテルへと戻りました。
約2時間近くの散歩でしたが、このおかげで夜はぐっすり眠ることができました。
前段の話がついつい長くなってしまいました。
研修会の内容ですが、五回目ともなり、内容はだんだん充実してきました。
今回は初めて実際に患者を弁証論治していくという実践的なセクションがありました。
私もこのような実践的な内容、講演というよりも症例検討といえる学習形式が最も勉強になると考えています。
中医学は現在も進歩発展し続けています。
もととも経験から生まれた経験医学ですので、臨床から学問へ、学問から臨床へとこの繰り返しが中医学を作り上げてきました。
この大会は日本で初めて設立された中医学の全国的な学会です。
この大会を通じて中医学が益々発展進歩することを願って話は終わりとします。
中医鍼灸 越智東洋はり院
