がんサバイバーシップ支援 がんに対する鍼灸|松山市の鍼灸院|半身不随、うつ病、がん、不妊症

中医鍼灸 越智東洋はり院

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がん

がんサバイバーシップ支援 がんに対する鍼灸治療

がん 2017年03月11日

今回は「がんサバイバーシップ支援」という活動についてご紹介します。
あまり聞き慣れた言葉ではありませんが、現在がんサポートとして行われている最新の活動です。

がんは身近な病気

現在、2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで死亡します。私たちにとって大変身近な病気となってしまいました。家族や親戚の中には必ずと言ってよいほどがんに罹っている人がいるというのが今の現状です。そのような中、家族だけではなく、社会みんなでサポートしていくという事が必要です。そのような最新の活動をご紹介し、今後の参考にしていただければ幸いです。

当院のがん治療への取り組み

当院では、がんに対する特殊治療を行っています。がんに対する鍼灸治療のページでも書いてありますが、がんの治療というと、「がん自体の治療」「がんによる症状の緩和」「西洋医学的治療による副作用の軽減」「緩和ケア」など、その目的は多岐にわたります。まず、取り組まなければならないのは、自分の持っている自然治癒能力を最大限まで発揮する。そして、まずはがんに罹らない体作りを目指すということです。
私たちは日々様々なストレスにさらされています。そのような時には免疫力は極端に低下し、ナチュラルキラー細胞もゼロに近づくことがあるといわれています。そのストレスの中で当院が重要視しているのは心理的ストレスです。特に心の問題が大きなウエイトを占めるのではないでしょうか。心のストレスに対してどのように対処するのか。これが最も重要な問題と考えています。
当院の鍼灸治療は中医学に基づく治療ですが、心理的なサポートも含めた治療となっています。長年学んだ心理学のテクニックを東洋医学の鍼灸治療にどのように生かしていくのかこれが今も取り組んでいる課題であります。患者様の様々なお話をお聞きし、その中で患者様自身が「自分を理解する」というところから病気は改善していくのだと考えています。

予防医学・養生法としての鍼灸治療力

鍼灸治療は予防医学でもあり、養生法の一つとして発展してきました。この考え方は、がん予防、それ以外の病気の予防にも通ずることです。病気になってから来院するのではなく、予防として、養生法としての体作りとして鍼灸治療を受けるというのが最も望ましい形であると考えています。
当院の鍼灸治療は、病院で診断された病名の疾患を治すのではなく、疾患名がなくても患者様がつらいと感じる症状があればそれは病気と考えて、その症状の改善を目指して治療します。これは、未病を治す、不定愁訴を治す、体質を改善するなどの様々なアプローチを可能とします。このことは、中医学が疾患名を診断するのではなく、整体観に基づいた診断法を採用していることがなせる技なのです。
一度予防医学・養生法としての当院の鍼灸治療をお試しください。

がんサバイバーシップ支援

下記、放送大学教材より抜粋
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がん治療の進展に伴い、がんは不治の病でなく慢性疾患として考えられるようになってきました。

がん罹患率の増加とともに、「がんサバイバー」(*1)の数は確実に増加している。「がんサバイバーシップ」(*2)とは、がんと診断された時から治療後にわたって、患者本人や家族、周囲の人々が、がんと共に生き充実した生活を送ること、と定義されている。

がんサバイバーシップの概念をもちながら医療を行うことは、「医学としての治療効果のみでなく、その患者自身の人生を考えるアートとしての医療の部分をもっと組み入れていくこと」であり、医療者と患者双方にとって重要なことである(山内・松岡、2014)。

時代の流れを受けて、2013年に国立がん研究センターに「がんサバイバーシップ支援研究部」が新設された。そこでは、「がん診断を受けたすべての国民と家族が診断後も充実した社会生活を送る」ことを活動目標として、がんサバイバーシップに関するさまざまな研究とそれに基づく支援リソースの開発、啓発活動を行っている。

がん経験者の就労支援(*3)をはじめ、食事や運動、セクシュアリティ、妊娠・出産、家族のケアなど、がん診断後の生活全般に関わる多様なテーマに、多職種の専門家と共に心理士も参画して取り組んでいる。そして活動実践の一つとして、センター近くの区民館で、がんになった後の暮らしについて学び、語り合う学習イベント「公民館カフェ」が定期開催されている。

(*1.2)「がんと診断されたその瞬間に人はがんサバイバー(cancer survivor)となり、一生サバイバーであり続ける」─1984年に全米サバイバーシップ連合(National Coalition for Cancer Survivorship;NCCS)が生み出した定義であり、のちに米国国立がん研究所に採用された(勝俣、2012)。NCCSは25人のがん経験者を中心に結成され、がんサバイバーシップ(Cancer Survivorship)という新しい概念を提示し、患者自身から、がんの治療成果のみに目を向けた医療ではなく、本人や家族ががんを経験した後も生きていく過程をも考慮に入れることの必要性を提唱している。

(*3)がんサバイバーシップ支援研究部(研究部長・高橋都)では、「がんの冊子がんと仕事のQ&A」を発行し、社員、雇用者、求職者向けの情報を発信している。Web版をダウンロード可能。
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