鍼灸と夏バテ(熱中症)|松山市の鍼灸院|半身不随、うつ病、がん、不妊症

中医鍼灸 越智東洋はり院

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内科系

夏ばて(熱中症)と鍼灸

内科系 2015年08月05日

夏ばてというと、最近では夏の盛りのころに起きる体調の不良を指す言葉として一般化してきたようですが、本来は暑い夏が過ぎて9月の中ほどになり、幾分過ごしやすくなってから、体がだるくなったり、気力や食欲がなくなったりする症状を指します。

このような体調不良は、西洋医学の血液検査や尿検査では異常が認められないため、「病気」とは定義されておらず、病気の前段階である「未病」とされ、西洋医学では病名が決まらず、対応が困難となります。

その点鍼灸では、古い時代から、季節の変わり目による体の失調状態に対応できる術が用意されています。鍼灸医学は予防医学とも言われるように、これから起きるかもしれない重篤な病をいち早く察知することができ、なんとなく体の調子が悪いといった、いわゆる不定愁訴の除去を得意としています。

 

夏バテかなと思ったら、下記の表をご覧になり、自分の夏バテのタイプに適した対策をとりましょう。

※下記の表をクリックして拡大してご覧ください。

 

夏バテの東洋医学の三つのタイプ

 

東洋医学では、夏バテをどのように解釈しているのでしょうか。簡単に説明しておきます。

 

邪(暑さ)によって、元気、陰液(体の水分)が失われたり、暑湿の邪(暑さや湿気(水))によって脾の臓が弱められるために起こると考えています。つまり、熱と湿は夏バテの外的要因で、脾の機能低下、気と陰の過剰消耗は夏バテの内的要因となります。東洋医学の脾は現代医学の脾臓ではなく、消化・吸収系の臓器とその働きを指します。また、体の水分代謝の管理も脾の主な役目の一つとなっています。現代ではもう一つ冷房や冷たいものの過食などの外的要因が強く関与しているため、現代人は冷えの症状が強く表れていると考えられます。

 

それでは、夏バテに効果的なツボをご紹介します。
市販の温灸などを3~5個行ってください。

※下記の表をクリックして拡大してご覧ください。

 

夏バテの効果的なツボ

 

まだまだ暑い日は続きます。しっかりご飯を食べて体力をつけましょう。

のどが乾いたら冷たいジュースを飲むのではなく、スイカなどのその季節の果物をとることをお勧めします。

 

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