鍼灸と「マタニティーブルーズ、産後うつ病」|松山市の鍼灸院|半身不随、うつ病、がん、不妊症

中医鍼灸 越智東洋はり院

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産婦人科系

鍼灸と「マタニティーブルーズ、産後うつ病」

産婦人科系 2017年03月01日

鍼灸と「マタニティーブルーズ、産後うつ病」

日本では、2001年以降性差医学に基づき、女性の心と身体の特徴を考慮した診療を行う女性外来が開設されるようになり、性に基づくメンタルケアにも焦点があてられるようになった。しかし、東京23区で、10年間に63人の妊産婦が自殺で亡くなっていたことが判明したが、産後の自殺原因では産後うつが最多だった。この衝撃の事実をふまえ、改めて産後うつについて考えると同時に、近年叫ばれる「産後ケア」の必要性とこの分野でメンタルヘルスを高める一つの選択肢として、なぜ鍼灸治療なのかについてご紹介したい。

「マタニティーブルーズ・産後うつ病」とは、

出産直後に気分が不安定になり、涙もろくなったりする「マタニティーブルーズ」は通常、産後2~3日に症状が現れ2週間以内に自然回復する。その多くはホルモンの急激な変動によるものである。一方、産後うつは、産後4週間を過ぎたころに症状が現れ、これまで好きだったものが楽しめず、時には死にたいという気持ちが出てくることもある。そしてそれが2週間以上持続し、その結果として日常生活が困難となる。産後うつ病はメンタルヘルスにとって、マタニティーブルーズよりも重要な問題である。

10人に1人が発症する産後うつ病

厚労省が調査した年

発症率

2001年

13.4%

2005年

12.8%

2009年

10.3%

※一般の人がうつ病になる率 3〜7% 〔2016年2月22日 毎日新聞〕

産後うつ病への対応について

産後うつ病は一般に精神科や心療内科の受診がすすめられますが、それだけで解決するわけではなく、育児・家事の負担軽減や、夫や家族の理解は必須です。産後うつ病の症状である抑うつ気分や興味の減退、不眠、無食欲などの症状は、健康な産褥婦でもよく見られるため、見逃されやすいといわれています。さらに日本には「産後の肥立ちが悪い」などのように、精神面の不調であるという認識に至らないこともあるため注意が必要です。産後うつは病気であること、休養が必要であり、叱咤しった激励をするのではなく苦しい気持ちを理解すること、育児や家事を家族もしくはヘルパーなどが負担することが重要です。また、「生きていても意味がない」「私はだめな母親だ」のような自分を責めたり絶望したりするような発言は自殺・自傷の前兆の可能性があり、周囲が見逃さないことが重要です。

鍼灸院はお母さんとお子様の問題の良い相談相手

「出産後1年未満」の6割に、うつ病や統合失調症などの精神疾患の通院歴があり、うち半数が「産後うつ」だった」〔2016年4月24日 毎日新聞〕。妊娠中や出産後は社会から孤立しがちな上、胎児や母乳に影響する心配から薬の服用を中断して症状の悪化を招くケースが多いという。また、ただでさえ不安や孤独を感じやすい母親たちを、さらに追い詰めるのが、激しい夜泣きやイヤイヤなど、母を悩ませるわが子の不可解な行動の数々です。これらの問題に対して、鍼灸治療は育児疲労やストレスからくる不定愁訴などに対してよい効果があります。また、薬は使わないため安心して受けられます。更に、お母さんを悩ませる子供の夜泣などの症状に対しても昔から「小児はり」が広く行われており、このようなことから、鍼灸院はお母さんとお子様にとっての良い相談者となれるのです。

カウンセリング鍼灸

当院では、「カウンセリング鍼灸」という精神的なストレス対策としての専門的な鍼灸治療を行っています。
子育ては、お母さん一人で育てるのは大変です。一人で頑張るのではなく、不安なことがあれば何でも相談してください。
きっとお役に立てると思います。

中国鍼灸 越智東洋はり院

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