今年もうれしい年賀状が届きました (マイナス要因の改善)
産婦人科系 2019年01月05日
毎年うれしい年賀状をいただきます。
元気な赤ちゃんと幸せそうなお母さんの写真入りの年賀状です。
この患者さんは、県外の産婦人科での不妊症の治療のために熱心に治療に取り組まれていた患者さんです。
これまで二年間にわたり何度も体外受精による治療を行いましたが、妊娠には至りませんでした。
当院では、一昨年の夏から冬にかけて比較的短い治療期間ではありましたが、妊娠に向けての環境づくりと、生殖器の活性化を目的とした治療を行っていました。
週に一回の鍼灸治療と、自宅でのこちらで指定したツボへのできるだけ毎日の温灸を行っていただきました。
西洋医学的な治療は自分で車を運転して県外の病院へ通院するというあまり良い通院環境ではありませんでした。
私は近所の病院へ変更した方がよいのではないかと思っていましたが、本人が熱心に取り組んでいることもあり、積極的に病院の変更を勧めることはしませんでした。
冬場に入って遠路の通院は大変です。
本人も治療による体調の変化やそのような中での運転による疲労もたまってきたのでしょうか、病院を近くに変更することについても話題となるようになりました。
真冬になり、ますます通院は大変となりました。
そのような中、通院している病院の1人の先生が近所に開業していることもあり、うまく引継ぎができることから、病院を変更することとなりました。
胚移植後の変更という異例のケースではありますが、近所の病院に変更し、通院からのストレスからも解放され、そのような環境の変化も妊娠しやすいよい方向へと向かわせた要因ではないかと考えられます。
今回のケースのように体に負担になる様々なストレスを排除することは重要なことです。
精神的なストレス、睡眠環境、食事環境など様々なストレスが考えられます。
今回は通院環境という治療するために通っている病院への通勤が大きなストレスとなっていました。
これが根本的な原因ではないですが、妊娠を妨げる一つの要因となっていたことは間違いないでしょう。
マイナス要因はいろいろありますが、通院環境という要因は自分で対処できる要因です。
あなたにはこのような自分で対処できる要因はないでしょうか。
先ずは、自分でできることであるご自分の生活環境を見直してみましょう。
その先にはきっと新たな素晴らしい未来が開けることでしょう。
中医鍼灸 越智東洋はり院