東洋療法健康フェア『第18回えひめ鍼灸まつりin松山』に参加しました
講演会・ボランティア活動 2018年08月27日
去る8月26日に行われた東洋療法健康フェア『第18回えひめ鍼灸まつりin松山』に参加しました。
毎年この時期に公益社団法人 愛媛県鍼灸師会が行う鍼灸を知ってもらうためのイベントです。
講演会・ツボの取り方の指導・展示コーナー、様々な鍼灸を体験できる鍼灸体験コーナー・鍼灸師ではなく、家族が東洋医学の知恵を利用して行うスキンタッチ教室、健康相談コーナーなどここに来れば鍼灸がすべてわかるというような様々なコーナーが用意されています。
また今回は新たに介護予防運動教室も加わりパワーアップという感じでした。
朝、9時前から準備が始まり、すべてのコーナーをとりあえず設置しなければなりません。
今年も四国中央市や西予市をはじめ愛媛各地から愛媛県鍼灸師会の会員が集まってきました。
朝早くから遠くから参加されている方には頭が下がります。
会場は、松山市本町の愛媛県男女共同参画センターでしたが、他の行事と重なっていたこともあり、10人近くの方が駐車場がないことから来場できなかったようでした。
せっかく来ていただいたのに大変申し訳ありませんでした。
来年は新居浜市での開催予定ですが、何よりも来場者が気絡に来られる会場を選定しなければならないなと思いました。
参加して毎年感じることは、鍼灸の普及はまだまだだなということです。
身近な治療としての鍼灸が根付くためにもまだまだこのような普及活動が必要ではないかと感じられました。
また、鍼灸院も私たちが開業したころと比べると様変わりしました。
一つは美容鍼などの医療以外の分野が加わってきたことです。
このようなこともあり、おしゃれな鍼灸院が増えました。
もう一つは、私の鍼灸院のような鍼灸治療だけを行っている専門鍼灸院がほとんどないということです。
これは以前からありましたが、鍼灸院と掲げながら、実はマッサージが専門である鍼灸院。
最近では、鍼灸院と掲げながら、実は鍼灸以外のことを行っている鍼灸院が多くなったということです。
私はそのような鍼灸院は鍼灸院と名乗ってほしくないと思っています。
患者様にとって鍼灸院とはこんなものか、また、鍼灸治療とはこの程度のものなのかという誤解を与えかねないからです。
中国の黄河流域を起源とする古人の病気と闘った三千年もの経験から生まれた鍼灸治療は大変奥深いものであり、簡単にマスターできるものではありません。
話がそれたので元に戻しますが、来年も参加する予定です。
お近くの会場で開催するときにはぜひ足をお運びください。
その時はお声をかけてくださいね。
中医鍼灸 越智東洋はり院
