第14回 公益社団法人日本鍼灸師会 全国大会in沖縄に参加しました 女性化疾患と鍼灸治療|松山市の鍼灸院|半身不随、うつ病、がん、不妊症

中医鍼灸 越智東洋はり院

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産婦人科系

第14回 公益社団法人日本鍼灸師会 全国大会in沖縄に参加しました 女性化疾患と鍼灸治療

産婦人科系 2018年11月10日

去る平成30年10月27日に沖縄県男女共同参画センターにて開催された『第14回 公益社団法人日本鍼灸師会 全国大会in沖縄』に参加しました。
会場は以前ホテルだったところを利用しているそうです。

 

昼食に会場の近くの食堂で沖縄そばを食べました。

 

夜は首里城まで散歩に出かけました。
1日目の研修会が終了してから出かけたのですが、モノレールの終点に位置しており、交通の便は良いところにありました。
沖縄に来て観光へどこへも行かないのはもったいないので日も暮れてきていましたが、近いようなので出かけることにしました。
首里城は高台にあり、ライトアップされており、立派なお城でした。
当日の昼について、翌日の昼に帰るという大変慌ただしい日程となりました。

 

 

 

今回、いくつかの講演があったのですが、その中で、『女性科疾患に対する鍼灸治療の実際』~鍼灸の治療方法とその果たす役割~ という女性化疾患の治研究や治療を専門に行っている3人の先生方の講演を拝聴しました。

 

演題1 「月経困難症に対する鍼灸治療効果」 明治国際医療大学鍼灸学部はり・きゅう学講座 講師 田口玲奈氏
演題2 「不妊症に対する鍼灸治療の実際」 一般社団法人 福島県鍼灸師会 会長 三瓶真一氏
演題3 「妊娠中のマイナートラブルに対する鍼灸治療」 せりえ鍼灸室 院長 小井土 善彦氏

 

この講演会の目的を大きく二つのテーマでとらえることができました。一つは、西洋医学との連携です。女性科領域の鍼灸治療では、専門医との連携の必要性が極めて高いと考えています。今回の大会でも“今後地域において“病鍼連携(病院と鍼灸治療施設)、診鍼連携(診療所と鍼灸治療施設)のシステムの構築を積極的に推進し、女性科領域の鍼灸治療が現代医療において重要な役割を果たし、女性科領域の一端を担う治療法として確立することを強く念願して止まない。”とその重要性について述べています。このことは婦人科領域を問わず全ての鍼灸治療において西洋医学の科学的なデータを重視し、東洋医学における鍼灸治療の理論の中で解釈し、診断治療の根拠の一つとすることは当然のことであります。

もう一つは、鍼灸の効果と安全性です。鍼灸の効果については、1997年に発表されたNIHの合意形成声明では月経痛の記載があり、2018年のCochranでは、肯定的な疾患として、原発性月経困難症、妊娠中の腰痛・骨盤痛、陣痛軽減が挙げられ、一部肯定的な疾患では、骨盤位妊娠に対する灸が記載されている。このように、海外では比較的質の高い臨床研究が報告されているが、本邦では、RCTは極めて数少なく、症例集積などがその大半を占めている。しかし、日常の臨床では、女性科疾患の有効性については様々な症状に対して効果があることを臨床を通じて確信しており、更なる解明が待たれるところです。

 

今回の講演会の中で踏み込まれていなかったもう一つの私が重要視しているテーマに、鍼灸の実技に関する内容があります。研究で用いられる鍼法などの治療方法は非常に単純なものです。臨床においては、刺鍼の深さ・方向・刺針手技など様々な職人芸ともいわれる細やかな工夫がされています。私はそのような発表がないものかと研修会に参加するたびに感じています。その方法の違いから治療効果が明らかに変わってくるからです。今後はそのような多くの研究や発表が望まれます。
また、今後懸念されるポイントに東洋医学における鍼灸治療の特徴がないがしろにされるという事が懸念されます。科学的ということを重視するあまりに、東洋医学の鍼灸ではなく、西洋医学の鍼灸に変質してしまう恐れがあると私は考えています。このようなことも踏まえての今後の更なる鍼灸の研究が進むことを願ってやみません。

 

 

中医鍼灸 越智東洋はり院

 

 

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